ベトナムのチップ習慣 !

チップは現代の生活のなか一般的な習慣となってきた。観光をはじて特定のサービス産業にも定着してきたと思われる。しかし、「チップが必要か」「チップがいくらでいいか」はベトナム訪問の多くの外国人観光客が共有している悩みである。

ベトナムでは、チップが義務ではないとされている。約70%のベトナム人はチップの習慣がない、又はチップについてイアになると回答したという。チップを払うかどうかは多くの要素に左右されていると考えられるが、場合によりマイナスな意味が含まれるものだ。長年経験のある旅行ガイドによると、ベトナムにおけるチップ文化は、地域・顧客層・サービス種類によって異なる特殊なものであることが分かった。

5つ星ホテルや高級レストランでは、チップが通常請求書に直接請求されるものの、満足した顧客が更にチップをあげるということがある。それに対して、庶民的なレストラン等では、良好なサービスや思いやりのあるスタッフにもかかわらず、チップが無いのが殆どだ。それによって、顧客がおつりをあげる又は請求書の総額を切り上げて払うことがある。チップを期待しないタクシー運転手らにとっては、こうした少額のおつりが大きな幸せになるものだ。

実際、ベトナムで、チップは時に自分を偉く見せたいものともよく思われている。